野良猫は頭の良い動物です。
それを知って猫対策をするかしないかで、糞尿被害は全く違います。
猫よけブログ野良猫撃退SOS!です。
「まぁ、猫って言っても動物だし、適当な対策でも良いでしょう。」と甘く見ていると、逆に猫の逆襲に合うかもしれません。(玄関の真ん前に糞をするなど。)
そうならないように、野良猫の学習能力について知っておきましょう。
1.野良猫の学習能力の高い理由
- 猫は現場を観察しています
- 猫は慣れます
- 猫は判断・学習をします
この3点から猫は3歳児以上の知能を持っていると言えます。具体的にお話しますね。
①野良猫の現場観察能力
例えば猫の形をした置物を設置したとしましょう。目がビー玉になっていてキラキラ光るタイプの置物、売っていますよね。こういうやつです。
日の光で目が光っているように見えるため、猫は警戒します。そのため、一時的に現場に寄り付かなくなります。
しかし、猫は屋根の上や塀の上から遠巻きに見ているのです。これが猫の現場観察です。
と、細かく安全な場所から研究します。安全なものと分かれば平気で近寄ります。
①-1 猫の視力とは
子猫のへやというサイトで詳しく解説されています。
まとめると、
- 視力は人の10分の1程度
- 夜間は人の6倍、物を感知しやすい
- 動体視力が高く、人には点灯して見える蛍光灯も猫には点滅して見えている
となります。視力そのものは高くありませんが、動いているものには人以上の感知能力があります。つまり、危険察知能力が高いと言えます。
そのため、あなたが何かを設置しても2~3日でそれが安全かどうか判断できてしまいます。特に動かない設置物に関しては危険が無いと見破られます。
②猫の慣れについて
設置物に危険が無いと判断すると、猫は設置物に少しずつ近寄るようになります。
これが猫の慣れです。
最終的に設置物の真横まで移動するようになります。完全に危険が無いと分かれば、単なる障害物と認識されます。こうなると設置した意味が無くなります。
場合によってはマーキングの対象となります。
さらに、同じものを設置しても学習済みなので安全だと判断します。
③猫の判断・学習とは
猫は、
どれほど近寄れば危険なのか
どの時間帯は安全なのか
を判断し、学習します。
あなたが野良猫を追っ払っているとしましょう。すると、あなたの居ない時間帯を狙って行動するようになります。早朝に糞をしたり、夜間に散歩をするようになります。
猫の嫌がる超音波を出す機械も、どこまで近寄ると超音波が発せられるか判断されます。近くに猫が登れるブロック塀・フェンスが合った場合、その機械の反応しない隙間を通って移動するようになります。
センサー式スプリンクラーも水量が少ない場合、水の届かない位置で糞をすることがあります。
もっと言えば、危険のある人・危険の無い人も学習して覚えてしまいます。
猫よけ装置を設置しても、途中で電池切れを起こしたらおしまい。
猫は再びあなたの庭で糞をするようになります。
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2.猫よけには野良猫が慣れさせない行動が必要
猫を追っ払う場合、猫に危険があると思わせるほどの行動が必要です。
「シッ!シッ!」と言うだけでは猫は危険が無いと学習します。大きな音を出す、水をかけるほどの行動を取らないと猫は分かってくれません。
忌避剤も同じです。猫に取って嫌な臭いを出すため、一時的に寄り付かなくなります。
しかし、雨の日の後は臭いが薄れるため移動するようになります。しかも忌避剤の近くに糞尿をします。自分の臭いで縄張りを守ろうとするからです。
忌避剤を使うのなら、いつも同じものを使うのは止めましょう。
野良猫の性格についての記事も読まれています。
あなたの庭に来る猫の性格を勉強しましょう。
参考記事 猫避け期間の目安になる、野良猫の気性チェックリスト7項目
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まとめ
猫は思った以上に頭が良い。これを覚えておきましょう。
身体能力が高い分、下手な泥棒よりも賢く行動しますよ。猫よけネットをフェンスの三角とびで避けた時にはさすがの私も驚きました。
猫の習性や性格を学び、猫以上の賢さで猫よけを行いましょう。
猫の死角に超音波器を設置するなどの対策が有効です。