「野良猫が庭に糞尿をして困ってるのよ。」
「取り合えず庭から猫よけしないと・・・。」
とお悩みのあなた。本当に被害は糞尿だけですか?
猫よけブログ野良猫撃退SOS!です。
猫は爪とぎもマーキングとして行います。
猫の糞尿も危険な病気と関連性がありますが、爪とぎは糞尿よりも危険です。
その理由をお話しますので、庭や車に爪とぎの跡が無いかを調べて下さい。放置しておくと大変なことになりますよ。
1.野良猫の爪とぎが危険な2つの理由
野良猫は危険な動物です。
糞には胎児に影響のある寄生虫が混じっていますし、ノミも媒介します。
引っかかれることで「狂犬病」になる危険もあります。致死率100%ですからね。
あなたの家の何かに爪とぎをされても『病気』にはなりません。しかし、二次被害として命の危険があります。
①野良猫の爪とぎが車や自転車のタイヤのパンクにつながる
爪とぎをされてもっとも困るものが「車」「自転車」です。
ボディに傷が付けばサビの原因となります。タイヤに傷が付けばパンクする危険があります。
通常、車のタイヤは猫の爪とぎくらいではパンクしません。
問題は『劣化したタイヤ』と『亀裂の入ったタイヤ』。
大人の野良猫がピンポイントで爪とぎをした場合、タイヤ破損の原因になります。
特に柔らかいスタッドレスタイヤには注意が必要です。
自転車タイヤは自動車タイヤに比べてメンテナンス意識が低いです。
「昨日まで普通に使えていたのに、いきなりパンクした。」
というのはタイヤ劣化場所に猫が爪とぎをした可能性があります。
②爪とぎの傷により家・フェンスの劣化
猫は木製のフェンスに好んで爪とぎをします。
引っかき傷により塗装が剥がれ、腐る原因となります。木が腐れば虫が発生し、シロアリや害虫を呼び寄せるきっかけになります。
もちろん、家の外壁でも爪とぎをします。表面の加工が剥がれると内部の劣化につながります。
- 塗装や外壁に傷を付ける
- 傷の場所が劣化する
- 家・フェンスの寿命が縮む
短期で危険な状態にはなりません。しかし、長期的に『虫』のリスクが高まります。
2.猫が爪とぎをする理由
猫の爪とぎは「伸びすぎた爪を削るため」と思われますが、それだけではありません。
猫は爪とぎをマーキングの一種として行います。
猫だけでなくヒョウにも同じ行動が見られます。尿をした後に爪でひっかき傷を残すのです。
「ここは俺の縄張りだぞ。」という目印のためです。
また、猫は足の裏から臭いを出すことができます。爪とぎと同時に臭いのマーキングも行っているのです。
①猫の爪とぎを放置すると・・・?
糞尿を取り除き、消臭することで猫の臭いを消すことができます。
これを繰り返せば猫は安心できなくなり、別の縄張りを探します。
糞尿を始末していても、爪とぎを放置していると猫の臭いが残った状態になります。
糞尿を残しているのと同じ状況になるため、いつまでも猫の縄張りになります。
3.野良猫の爪とぎを防止する方法
猫が爪とぎをする理由は2つ。
- 縄張りを示すため
- 爪が伸びたため
まずは猫の縄張りを諦めさせましょう。
- 爪とぎのあった場所をホースで水掃除する
- 猫よけ忌避剤を使って別の臭いをつける
- 猫よけ超音波器で猫を遠ざける
この流れで簡単に猫よけができます。
特に駐車場は猫よけ超音波器がオススメです。車に影響が無いためです。
爪が伸びたことによる爪とぎは『縄張りを諦めさせること』で、別の場所で行うようになります。
正しい猫よけを実施することが爪とぎ防止になります。
当ブログでは1週間で猫よけをする『猫よけ企画』を特集しています。
合わせてご覧下さい。
猫よけ1日目 初めて猫よけをする初日に取り組んで欲しい2つのこと
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初めて猫よけをする初日に取り組んで欲しい2つのこと
まとめ
猫の爪とぎは本能です。止めさせることはできません。
しかし、あなたの庭や家を爪とぎに適さない場所にすることで別の場所で爪とぎをさせることができます。
特にお勧めなのは忌避剤です。わざわざ嫌な臭いをするものを触ろうとはしませんからね。
忌避剤とトゲトゲシートの2段構えのように、色んな猫よけグッズを組み合わせて対処しましょう。