「猫が糞をしていくので、その部分をコンクリートにしよう。」
と考えていませんか?
猫よけブログ野良猫撃退SOS!です。
実は猫の糞尿対策にコンクリートはあまり効果が無いのです。(全く効果が無い訳ではありません。)
どのような効果があり、なぜ決定的な効果が無いのか。その理由をお話します。
1.猫の糞対策にコンクリートが有効的で無い理由
猫の糞対策に庭や家の周りの土を別の素材にするのはほとんど効果がありません。
なぜなら、猫は縄張り意識の強い動物だからです。
庭をコンクリにしようが砂利にしようが、その場所に執着するため決定的な効果がありません。
大事なのは庭の素材ではなく『猫に縄張りじゃないことを覚えさせること』です。
しかし、コンクリートに関しては猫糞被害を抑える多少のメリットがあります。
猫にとってコンクリートがどのようなものかを考えて見ましょう。
①猫がコンクリートを嫌う場面
猫にとってコンクリートは快適な場所ではありません。
- 夏は暑く、冬は寒い
- 硬い
の2点が理由です。
そのため近くに土や砂利があれば、そちらをトイレにする可能性はあります。近くにそういった場所が無ければコンクリートの上でも糞をします。
神経質な性格の猫ならコンクリートを避け、別の場所を縄張りにすることもあります。
②猫がコンクリートを好む場面
一方で、コンクリートが猫のメリットになることもあります。
- 春・秋の心地よい陽気
- 雨の後
の2点です。
猫は濡れることを嫌います。コンクリートは比較的早く水分が蒸発します。土に比べると猫の格好の通り道になります。
夏や冬は不快な素材ですが、程よい暖かさの場合は心地よさをプラスさせます。猫がコンクリートの上で眠るのはそのためです。
土に比べると比較的清潔度も保たれます。虫も発生しませんし、平らなので寝心地も悪くありません。
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2.猫の糞対策にコンクリートの効果が無い事例
以下、私の経験談です。
例1
隣家との境界が猫のトイレになりました。
私の敷地は土。隣家の敷地はコンクリート。私の敷地もトイレになっていますが、隣家のコンクリートの上もトイレになっています。
私の敷地の方にスプリンクラーを設置したところ、隣家のコンクリートの上の糞尿が増加しました。
例2
私の家の駐車場は区切りとして土の上にタマリュウが植えられています。
photo by : シビルジャパン
このようなイメージです。コンクリの上では糞をされませんが、このタマリュウが植えられている場所で糞をします。私もタマリュウを植え終えた直後に道路に近い場所で糞をされました。子猫にはこの程度の土でも糞ができてしまいます。
コンクリートは施工費用が高いのも欠点です。個人で施工するのはほぼ不可能ですし、業者に頼むと少ないスペースでも10万円以上の価格が必要です。
コンクリートにすることで猫のトイレを別の場所に変える効果は期待できます。
また、猫の糞を処理しやすいのも嬉しいですね。
まとめ
以上のことから、コンクリートは費用に対して猫の糞対策は期待できないと言えます。
あくまで『猫の糞処理がラクになる程度』のものです。
土・砂利を別の素材へ変えたいのなら砂利を固めるタイプの素材かレンガが安価で便利ですよ。