「自治会で地域猫活動が決定されているらしんだけど、これって大丈夫なの?猫被害につながったりしないの?庭に猫の糞があるから猫よけしたいんだけど・・・村八分されそうで怖い。」
という疑問にお答えします。
猫よけブログ野良猫撃退SOS!です。
地域で猫を守る活動の『地域猫』。まだまだ内容が知られていませんよね。当記事で地域猫活動のメリット・デメリットとこっそり猫よけする方法をお話します。
当記事の内容はこちら
- 地域猫活動とは『目的は飼い主のいない猫を減らすこと』
- 地域猫活動のメリット
- 地域猫活動のデメリット
- 地域猫活動のある自治会での猫よけについて
立派な活動なんですけど、私たちに重要なのは『猫被害がゼロになるかどうか』です。地域猫ボランティアさんも『猫好き』が多いので意識の差には注意が必要です。
そういう点も詳しく解説しますね。
1.地域猫活動とは『目的は飼い主のいない猫を減らすこと』
地域猫活動の目的は『飼い主のいない猫を減らすこと』です。
そのためにボランティア・自治体で取り決めや猫を減らす運動をします。これが地域猫活動です。
活動内容は地域によってバラバラですが、ざっくりと以下のとおり。
- 野良猫を去勢する
- 子猫を里子に出す・猫の居住地を作る
- 特定の人が餌を与えるという状況を無くす
ちなみに地域猫活動をしたからと言って猫被害が無くなるわけじゃありません。これについては後述します。
①野良猫を去勢する
地域猫活動の1つが『去勢』。野良猫を捕まえて手術。子猫を作らせないようにします。
たまに耳が三角形に切られている野良猫を見ますよね。
これは『さくら猫』と言って去勢されている証拠です。
「さくらねこ」とは、不妊手術済みのしるしに、耳先をさくらの花びらの形にカットしたねこの事です。この耳のことを、さくら耳といいます。
猫の繁殖力って凄いんです。
『『意外!』猫の繁殖力について『2匹の野良猫が1年後に15匹に!』』という記事で詳しく解説しています。タイトルの通り、2匹が1年後に15匹になるレベルです。
ちなみに去勢ってお金がかかります。手術しますからね。もちろん、野良猫を罠にかける仕事も出てきます。
個人で作業するのは負担が大きすぎます。だからボランティアや自治体で『地域猫活動』として作業するのが一般的。自治体から手術費用が一部負担してもらえることもあります。
②子猫を里子に出す・猫の居住地を作る
子猫を発見してしまった場合は里子に出します。
そのまま放置しておくと『野良猫』となってしまい、去勢の対象になります。もちろん、その猫がいる間は猫の糞尿被害も続きます。
ボランティアが引き取って全国規模で貰い手を募集するのは素晴らしい活動です。
野良猫の居住地を作って管理する活動もあります。
野良猫は様々な場所を住まいにします。猫ごとにトイレや休憩所が違うため、1匹の猫で100m単位の猫被害を出します。
猫のトイレ場所を設置したり、餌場所を決定することで、猫被害を減らす取り組みが『居住地を作っての管理』になります。
③特定の人が餌を与えるという状況を無くす
『野良猫の数が多い地域と少ない地域の違いについて『簡単チェック』』という記事で、猫を餌付けする人は女性と高齢者に多いことを書きました。
猫が嫌いな人と猫に餌付けをする人が一緒の地域に住んでいると『人間問題』に発展します。
地域猫活動で猫に食事を与えることで、餌付けをする人が減ります。というよりも、猫がお腹が膨れているため食べなくなります。
このように、猫を守りつつ猫被害を軽減。猫の数を徐々に減らしていく活動が地域猫活動です。
2.地域猫活動のメリット
地域猫活動をすることで3つのメリットがあります。
- 徐々に野良猫の数が減る
- 地区全体で『野良猫問題』が共有できる
- 地区で猫被害に対する対策が実行される
メリット① 徐々に野良猫の数が減る
子猫を里子に出したり、大人猫の去勢をするので野良猫の数が減ります。
野良猫そのものがいなくなれば猫よけも必要ありません。猫問題はゼロになります。自治体の余分な出費も無くなります。
これが地域猫活動最大のメリットです。
メリット② 地区全体で『野良猫問題』が共有できる
自治体で『地域猫活動の結果』や予算を報告することになります。
庭が無くて野良猫被害に悩んでいなかった家庭でも野良猫に関する知識が分かります。
例えば『野良猫の糞はトキソプラズマ菌が入っている恐れがあり、胎児に悪影響がある』なんて普通の家庭じゃ知りませんよね。でも、猫被害のある地域だと感染の危険があります。
野良猫問題を共有できれば、どうやって猫対策をすれば良いのか。誰か餌付けをしていないか。など様々な情報が手に入ります。
ご近所問題も減るので安心ですね。
メリット③ 地区で猫被害に対する対策が実行される
普通、猫よけって個人でしないとダメですよね。
地域猫活動が盛んな地区だと猫よけを自治体やボランティアが設置してくれる可能性があります。(超音波器ではなくて、フェンスなどですね。)
公園の砂場なんかは猫のトイレ化しやすいです。フェンスを設置したり、使わない時間帯は上からネットをかぶせるなどの対策が取られます。
街路樹のように『自分の土地じゃない場所の猫被害』も対策してくれるのは嬉しいですね。家の前の街路樹がトイレになってるってつらいもんですよ。
3.地域猫活動のデメリット
メリットだらけの地域猫活動に感じますが、デメリットもあります。
- ボランティアが出入りする
- 猫を保護する・餌をやるのが良いと思われる
- 猫よけがしづらくなる
デメリット① ボランティアが出入りする
地域猫ボランティアが出入りするようになります。自分たちの地区に不特定多数の人がどんどん入ってくるようになります。
防犯の面で不安ですよね。
あなたの敷地内に捕獲用の罠が設置されることも考えないといけません。
禁止猟具のトラバサミで猫を捕まえようとしたケースもあり、子どもへの被害も不安視されています。
ボランティアが全員良い人とは限らないってことですね。
デメリット② 猫を保護する・餌をやるのが良いと思われる
地域猫活動では『猫の保護』『猫の餌やり』が一般化します。
これが間違った方向で認識されると、猫に餌を与えたほうが良いと思われます。
餌付けする人・野良猫を甘やかす人が増えてくると野良猫被害は確実に増加します。
地域猫という定義のされていない単語や成果だけが注目され、エサやりの肯定など猫を好む側の自己満足になっていることが指摘されている。具体的には、餌やりを正当化する目的で地域猫を利用したり、自ら飼育できない猫を地域や住民に押し付けるケースが報告されている。
引用 ウィキペディア 地域猫
地域猫問題でもっとも厄介なのが『猫好きの人』です。
彼らは猫に餌をやったり可愛がるのが認められたと思ってます。一方で地域猫が減るのには時間がかかるため、猫被害は継続します。
この温度差で人間問題になるのが1番怖いですね。
デメリット③ 猫よけがしづらくなる
猫好きの人・猫好きボランティアが自信を付けちゃうので猫よけが大変になります。
例えば動物よけスプリンクラーを設置していたら『虐待だ!』と言われるかもしれません。(もっとも、これはセンサー感知式で防犯用と言えば良いのですが。)
あまりに猫に悪影響のある猫よけはできなくなります。
4.地域猫活動のある自治会での猫よけについて
地域猫活動には様々なメリット・デメリットがあることがお分かり頂けたかと思います。
猫好きな人・猫好きボランティアが増えるので猫よけ方法は手段を選びます。
何度もお話しているように、地域猫活動をした瞬間から猫被害は消えません。減っていくとしても数年後です。
それまでの間は以下の2つの猫よけをお試し下さい。
地域猫の猫よけ① 近所の人にバレないタイプの機器を使う
例えばガーデンバリアミニやトゲトゲシートは『誰が見ても分かる猫よけ』です。
下の写真のように設置していたら「うわっ!猫よけだ!」って思いますよね。
そこでなじみの無い猫よけ装置が活躍します。
個人的には『番人くん』が効果も高いし、メジャーなアイテムでもないのでお勧めですね。
通販でしか販売されていないので『猫よけ』で検索した人しか見たことが無いんですよ。
詳しくは『猫よけ対策グッズランキング!即日効果のあった厳選ベスト5』をご覧下さい。ベスト1位でご紹介しています。
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地域猫の猫よけ② ネット・フェンスで物理的にふさぐ
ネット・フェンスなら猫よけではなくて『視界よけ』『外構』のイメージで設置できます。
我が家も隣家との通り道をがっちりネットで封鎖してますが、猫よけ用だと言われたことはありません。むしろ『防犯用』のイメージでとらえられますね。
物置設置業者や家具運搬業者からも『上手に人を通りにくくしてますね。物騒ですからね。』くらいにしか言われませんでした。
猫よけネット・フェンスの使い方はそれぞれ以下の記事をご覧下さい。
まとめ
猫って愛護動物になってからドンドン数が増えてるんですよね。一方で猫を可愛がるだけの目的で地域猫ボランティアに参加する人もいます。
野良猫って病気も一杯。農作物にも被害を出す嫌われ者です。
この気持ちを理解してからじゃないと地域猫活動って難しいでしょうね。
以上「【猫よけがしづらい】地域猫問題とは『愛猫家に注意』」という記事でした。
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