「猫は犬が大嫌いだから、犬の臭いをつけておけば猫よけになるだろう。」
とお考えでは無いでしょうか。
猫よけブログ野良猫撃退SOS!です。
猫が犬を避ける場合は一定の条件があります。
犬の臭いを付けるだけでは猫よけにはならないのです。
実際に犬の臭いを使って実験した結果と共に『猫よけと犬の関係性』についてお話します。
どうぞご覧下さい。
1.猫が犬の臭いを避けない2つの理由
私の妻の実家で犬を飼っています。
犬が噛んで遊んでいた『縄』があるので、その縄を猫が糞をする庭に縛っておきました。
その結果、猫はいつもどおり糞をしていったんです。
猫が犬の臭いを避けない理由は以下の2つです。
①犬の臭いには危険性が無い
猫は
観察→判断→学習
のできる動物です。
犬の臭いがしていると警戒します。
そして、遠くから臭いのする場所を観察します。1～2日後、危険性が無いと判断すれば今までどおりに行動するようになります。
猫は縄張り意識が強いため、犬の臭いを嫌います。
自分の縄張りであることを示すため、犬の臭いのする場所にマーキングする可能性があります。
ハーブなど柑橘系の臭いは猫の嫌いな臭いです。しかし、犬の臭いは猫の嫌いな臭いとは違います。『自分の縄張りだよ』と教えるために、マーキング対象になる危険があります。
②犬の臭いがすぐに消えてしまう
忌避剤と違い、犬の臭いは自然的なものです。風や雨で簡単に流れてしまいます。犬の糞を置いておいたとしても、数日で土のような状態になります。
当然、臭いが無くなれば猫は警戒しなくなります。
犬の臭いは効果の薄い忌避剤だと思って下さい。
2.犬の噛んだ縄を置いた結果
既にお話しましたが『犬のに臭いを使った研究』について繰り返します。
妻の実家に雄のチワワがいます。そのチワワがいつも縄を噛んでいたため、その縄を猫よけとして庭に設置しました。
結果。翌日に猫の糞がありました。効果無しです!
雄の犬の臭いがするものを置いても効果が無いので、犬の臭いは猫よけに効果無しと言えます。
猫は臭いだけで犬の大きさまで判断できるはずがありませんから、犬そのものを怖がらないのかもしれません。
①猫が怖がる犬の使い方を考えよう
先ほどお話した通り、猫は学習する動物です。猫に「犬は怖い。」と思わせることができれば、犬の臭いも猫よけに効果が出ます。
犬の臭いがする場所に超音波器などの猫よけグッズを設置する
中型犬以上の犬に威嚇させる
この2つの方法で「犬が怖い、犬の臭いは嫌だ。」と覚えさせることが可能です。
犬の臭いがしたら嫌なことがあるとしつけられるためです。
また、犬そのものが『猫よけ』になることもあります。
警戒心が強く、人に忠実な性格の中型犬以上の犬を庭で飼いましょう。
猫が怖がって避けるようになります。
ただし、リードを長くし、庭を自由に歩けるようにしなければなりません。犬の来ない範囲で猫が自由に行動するためです。
また、犬を猫よけのために飼うと『フィラリア症』の感染度が上がります。
まとめ:犬は平気?!
猫は個体によって頭の良さや性格が違います。
飼い猫の場合、どんな大きさの犬でも怖がらないことがあります。
人やペットの犬に慣れてしまっているためです。
野良猫でも、人がリードを持っている犬を怖がらないことがあります。これも犬が飛び掛ってこないと学習しているためです。
犬を使うより、猫よけグッズを使って猫対策した方が効果的です。
犬を飼うとお金が掛かりますし、犬の糞尿始末も考えなければいけません。
また、犬の散歩中に猫が糞尿をするようになります。それほど猫は賢いと覚えておきましょう。
猫よけグッズの完全マップ『野良猫被害ゼロを実現する最新情報』
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