「ユリやスズランは毒があるから猫よけになるんじゃない?」
「猫も危険な植物には近寄らないだろう。」
とお考えでは無いでしょうか。
猫よけブログ野良猫撃退SOS!です。
ユリやスズランなどの危険植物は猫よけに効果がありません。それどころか、デメリットがたくさんあります。
当記事では中毒性のある植物を使った猫よけの危険について解説します。
結論から言えば、ユリやスズランは猫よけに使うべきではありません。
大きな危険があります。当記事を必ずご覧下さい。
1.猫はユリやスズランの毒性を見抜けない
ユリやスズランには中毒性のある物質が含まれています。
スズランの場合は花や葉まで全てに含まれています。
強心作用があり、血圧低下や心臓麻痺に至る危険があります。しかも致死量が少なく、1口でも重大な危険があります。
しかし、毒性の強いキノコと違ってユリやスズランは『キレイな見た目』をしています。
臭いも普通です。
あなたも調べなければユリやスズランに強い毒があるとは知らなかったと思います。
猫も同じ。
猫から見れば『ただの植物』に過ぎません。
①猫は危険か分からないから、平気で近寄る
猫はユリやスズランが危険かどうか分かりません。
子猫も親から学ぶことはありません。1口で重大な危険があるためです。
ユリの毒も人や犬は分解できますが、猫は分解できません。少量で死の危険があります。
トゲトゲシートや猫よけ超音波と違い、単なる植物なので忌避効果もありません。
ユリやスズランは猫にとって危険植物ですが、猫よけ効果はゼロです。
2.猫は基本的に植物を口に入れない
植物を使った猫よけは『猫を寄せ付けない忌避効果』を利用します。
例えばミント。
ミントの独特の香りを猫は嫌います。生育が良く、香りの強いミントを育てれば猫は近寄りません。
「ユリやスズランを猫よけに使おう!」
と思ったあなたは、猫がユリやスズランを口に入れて嫌がると想像しましたね?
それは間違いです。猫は基本的に植物を食べません。
①犬と違い猫は『肉食』
犬は雑食なので何でも食べます。
お米でもレタスでもごっくんと食べてしまいます。
猫は雑食ではありません。肉食です。
好んで野菜を食べるのは人に育てられた飼い猫だけ。
野良猫は野菜を食べません。もちろん植えられている植物を食べることもありません。
②猫が植物を食べるのは『毛玉を出す時』だけ
しかし、猫が植物を食べることがあります。
『猫草』が販売されていることからも分かりますね。
猫が植物を食べる理由は『毛玉を出したい』から。
猫は身体中を舐めてキレイにします。その時に毛も飲み込んでしまいます。
お腹の中に毛がたまると苦しくなるので、植物を食べて吐き出します。
頻度は多くありません。ユリやスズランでは無く、身近な雑草を食べて毛玉を吐き出します。
ハーブを使った猫よけを実践しています。
植物を使って猫よけしたいあなたは合わせてご覧下さい。
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3.ユリやスズランは人にも毒性がある
ユリやスズランの毒性は人にも効果があります。
人は猫より身体が大きいため、猫ほどの効き目はありません。
しかし、下痢や嘔吐・痙攣などの症状が起こる可能性があります。
注意
多量に摂取すると命の危険もあります。
特に花や球根は要注意。好んで口にすることは無いと思いますが、庭仕事をする際は注意しましょう。
①子どもがユリを食べると危険
私も猫に対する怒りが頂点だった頃、庭にユリやスズランを植えようかと考えたことがあります。
しかし、子どもが口に入れる危険があったので止めました。
子どもは何でも口に入れます。
庭の石や土。もちろん、猫の糞だって平気で触ります。
特にスズランは花が小さく、子どもの手の届く範囲の背丈です。子どもが口に入れる危険が高い植物です。
猫よけで家族に危険があってはいけません。
猫よけ超音波器も子どもには聴こえてしまいます。
しかし、超音波の音が優しいタイプも登場しています。
猫は嫌がるけど人には優しい猫よけを心がけましょう。
1歳の子どもがいる私が選んだ猫よけ超音波器はこちらです。子どもは嫌がっていません。
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まとめ
猫も生き物です。
悪意があってあなたの家に悪さをしている訳ではありません。
あくまで猫を追い払う猫よけを心がけましょう。
猫は愛護動物なので、故意な嫌がらせは法律で罰せられる危険もあります。