1週間で猫よけ企画の「猫よけ2日目に実践すべき『猫の侵入経路』を減らす2つの方法」では猫の侵入経路をフェンス・ネット・トゲトゲシートを使って減らす方法を取り組みました。
まだお読みで無い方は「猫よけ2日目に実践すべき『猫の侵入経路』を減らす2つの方法」から戻って取り組んで下さいね。
2日目が終了したあなたはお疲れ様でした。
猫の侵入経路を減らしてしまえば後は簡単。
『猫の侵入口に向かって猫の嫌がることをする』だけで猫よけが完了します。
でも、ガキ大将のように人の嫌がることが大好きな野良猫もいます。
猫よけ企画3日目では『猫のトイレそのものを無くすこと』を実践します。具体的には猫のトイレになりやすい土・砂を無くします。
具体的な方法までお話しますので今回も一緒に頑張りましょう。
1.猫のトイレになりやすい土・砂の変わりに『防草砂』を使う
猫は縄張り意識の強い動物です。
と決めたら、何が何でもそこで糞をします。コンクリートでも土でもおかまいかく糞をします。
しかし、縄張り内でトイレに適した場所があるとトイレの場所を変えます。
だからコンクリートより近くの土・砂場で糞をするんです。
あなたの庭に土・砂があると『猫よけグッズの動作が止まった時』に、新顔の野良猫がトイレにする恐れがあります。
土と砂を無くしてしまえば、猫は別の場所をトイレにする可能性が高くなります。
でも、コンクリートなんて施工できませんよね。レンガを並べるのも大変です。
そこで当ブログでは『防草砂』での施工をオススメします。
私も実際に施工して猫よけに成功しています。
①猫は柔らかい場所で糞をする
防草砂は名前の通り『草を生えないようにする砂』です。
固めたい場所に防草砂をまき、ジョウロで水をまきます。これだけで終わり。
防草砂が猫よけに適している理由が『硬さ』です。
猫は糞を隠す習性があります。臭いを消して、自分の存在を別の動物から隠すためです。
コンクリートのように硬い素材では糞を隠せません。
土・砂は柔らかいため糞を隠せます。
土と砂を硬い素材に変更するだけで別宅の庭をトイレにする可能性が高くなります。
②防草砂を土・砂の変わりに使うメリット
防草砂は猫よけ以外にも庭素材として便利なメリットがあります。
- 雑草が生えにくくなる
- 水を通す
- 細かな場所にも施工できる
- ホームセンターで簡単に買い足せる
- 見た目が『土』
特に水を通す・細かな場所にも施工できる・見た目が『土』の3点が良いです。
コンクリートや四角い石版は水を通しません。暗渠排水など、排水関連の工事が必要になる可能性があります。防草砂は水を吸収して下に通します。
玄関近くに植物を植えている場合、その付近だけ土や砂になります。コンクリート等で固めると植物に悪影響ですし、施工も大変です。
防草砂は『砂』なので、どんな細かな場所にも施工できます。
カフェ系住宅の場合、庭にコンクリートを使うと景観が悪くなります。
防草砂の見た目は『土』。色の種類も数パターンあるので、今と同じ見た目を維持できます。
③防草砂の施工方法
では、防草砂で猫よけをする方法をお話します。といっても簡単ですよ。
- 猫のトイレになっていた土・砂素材に防草砂をまく
- ジョウロで水をかける(最初に少しかけ、1時間後にたくさんかける)
- 固まるまで待つ
以上です。
いきなりジョウロでたくさんの水をかけると割れます。少しずつ吸収させましょう。
注意点として『砂』なのでボコボコします。地面の水分も吸収しますので平らに施工するのは職人技。
寒い地域だと『霜』で浮き上がることもあります。
④オススメの防草砂
私はホームセンターで販売されていた草無キングを使いました。(防草砂ではなく防草土で販売されているタイプですね。内容は同じです。)
通販で購入するならアイリスオーヤマ製品がオススメです。
施工方法が一緒なのと、かなり硬く固まるためです。価格的にはそれほど大差ありません。
実際に防草砂を施工した記事はこちらです。
防草砂のメリット等、さらに詳しく解説しています。
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2.猫のトイレになる場所にハーブなどの植物を植える
猫よけ忌避剤は柑橘系・ミント系の香りがしますよね。
「ハーブを植えたら猫よけになるんじゃない?」
と考えたことはありませんか?
もちろん、効果的です。私も玄関ポスト付近の土にハーブを植えて猫よけに成功しました。
なぜハーブが猫のトイレガードになるのか、どんなことに注意して植えるべきか。お話します。
①猫は雑草や植物の近くを通らない
猫はキレイ好きで濡れることが大嫌いです。
雑草や植物の生い茂った庭は絶対に立ち寄りません。
- 毛に植物の臭いが付く
- 露で濡れる
の2つが理由です。
猫は肌で体温調整ができません。呼吸だけで体温を上げ下げします。
雨に濡れて体温が下がってしまうと命の危険があります。だから猫は水が大嫌いです。
植物は雨が降らなくても朝露で濡れますよね。猫がそこを通るとビショビショになります。
植物の近くを通るだけで健康を損なうため、猫は植物の近くを通らないんです。
②臭いのキツイ植物はそのまま猫よけになる
猫の嗅覚は人間の数万~10万倍。犬には劣りますが、人より凄く優れています。
臭いのキツイ植物・・・ミントや蚊嫌草草はそのまま猫よけ忌避剤の効果を発揮します。
にんにくや唐辛子など、香辛料系の植物もオススメです。
③猫よけにハーブを使う注意点
こちらは我が家のミントです。
小さな苗を買ったのに1ヶ月で生い茂ってしまいました。
『ミントは雑草より恐ろしい植物』と言われるように、1つのミントが庭中を埋め尽くす危険があります。
必ずプランターなどで『囲いをして』植えるようにしましょう。
④オススメの猫よけ植物
ドイツではメジャーな猫よけ植物の『カニナハイブリッド』が最適です。
『猫が嫌いなドイツ発の植物「カニナハイブリッド」って?』という記事でまとめています。
ミントやにんにくなど香りのキツイ植物なら何でも使えますが、羽虫対策にもなる『蚊嫌草』もオススメです。
丈夫なので細かな手入れも必要ありません。
(蚊嫌草もハーブの一種です。忌避剤のような人には良い香りがします。)
まとめ
猫よけ3日目、お疲れ様でした。
ほとんどが庭DIY作業なので体力的に厳しかったことと思います。
しかし、これで猫の嫌がる庭の大部分が完成しました。後は猫を追い払うグッズを配置するだけです。
今回までの作業は1度施工すればずっと猫よけになります。
猫よけに成功すれば可愛い花や家庭菜園もできるようになります。
当たり前に庭作りを楽しめるように、次のステップも手を抜かずに頑張りましょう。