畑を野良猫に荒らされてお困りでは無いでしょうか。
当記事では『畑の猫よけ』を4項目にまとめてお話します。
猫よけブログ野良猫撃退SOS!です。
畑は庭以上に猫よけが大変です。
理由は『面積が広いこと・食べ物を育てていること』の2点。
でも、畑も猫よけをしないと猫のテリトリーになってしまいます。
一部は昼寝場所。一部はトイレとなり、親猫から子猫へと引き継がれます。
畑で楽しく野菜を育てるため当記事の猫よけ方法をお試し下さい。
1.畑の猫よけが絶対必要な理由
畑の猫被害を放置すると、
- 猫のテリトリーになる
- 糞で臭う
- マーキングにより植物が枯れる
- 猫の糞が病気を媒介する
のように大変なことになります。
特に病気媒介が危険ですね。
「猫の糞が肥料になる。」とか言っている人は要注意です。
猫の糞は特に妊婦に危険な病気を持っており、しかもその病原体は土の中でしばらく生き続けます。
注意
生の豚肉に含まれるトキソプラズマという寄生虫に猫が感染します。 猫の糞にトキソプラズマの卵が混じります。土ぼこりと共に口に入るとトキソプラズマ感染症を引き起こします。 トキソプラズマ感染症は退治に悪影響を与えます。
猫は猫よけをしないと死ぬまでその場所を自分のものと思います。なので、広い畑とは言え猫よけは必須です。
猫の寄生虫について詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧下さい。
最悪、胎児に悪影響を与えます。
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目の中で寄生虫が動くことがあります。
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①畑で猫の糞を見つける方法
畑で猫の糞を見つけるのは大変です。猫が上手に隠してしまうためです。
見た目で分からない場合はハエの有無と臭いで判断しましょう。猫の糞は独特な刺激臭がします。
では、具体的な畑の猫よけ方法をお話します。
1.黒のシートで根元を覆う・ミニハウスにする
黒のシート・ミニハウスの両方共、植物を順調に育てる効果があります。同時に猫よけに一定の効果が期待できます。
黒のシートで根元を覆うことで、猫はシートの無い土の方で糞をします。
糞の場所が特定しやすくなり、糞の処分がしやすくなります。
猫の糞を処分して消臭することが猫よけの基本。
臭いがする状態だと猫はテリトリーだと認識します。
夏場なら黒シートが熱くなるので、猫が嫌がる効果も期待できます。
ミニハウスは猫から野菜を物理的に守ることができます。
ヤンチャな猫なら破ってくる可能性もありますが、率先して破ることはありません。遊び以外に猫にとってメリットが無いためです。
防草シートなら雑草対策にもなるのでお勧めです。
①ビニールハウスって買えるの?
個人で畑を持っている場合、ビニールハウスをどうやって設置すれば良いか悩みますよね。
イチゴ畑を持っている農家などは『業者委託』しています。
しかし、ビニールハウスを業者委託すると材料費の3倍近い経費がかかります。
面倒かもしれませんがDIYをお勧めします。
Amazonでもビニールハウスや温室は販売されています。
猫よけも考えて『地面に埋め込むタイプ』を強くお勧めします。
2.猫よけ超音波器を畑の四隅に立てる
最先端の猫よけである超音波器。
性能の良いものなら前方6~7メートルを猫から守ることができます。四隅に設置することで広い畑でも効果的に守ることが可能です。
畑の真ん中を守る必要は無く、他所と接している部分を守ることで猫が畑に来なくなります。
①畑に猫よけ超音波器を設置する注意点
畑に猫よけ超音波器を設置する場合、庭や家の設置と同じではいけません。
故障する確立が高くなるためです。
以下の点に気をつけて下さい。
- 猫よけ超音波器にレンガ等で屋根を作ること
- 猫よけ超音波器を目立たないようにすること
猫よけ超音波器は防水されているとは言え、激しい雨だと壊れる可能性があります。
特に安い猫よけ超音波器は防水・防塵性能がほとんどありません。小雨でも壊れます。
5,000円以上の猫よけ超音波器を『屋根の下』で使いましょう。
屋根はレンガやビニールで構いません。
野良猫がいる近くには高確率で猫にエサをやる人が居ます。
彼らは考え方が普通ではなく、猫よけを悪だと否定することがあります。
ご近所トラブルの原因になるため、猫よけ超音波器はできるだけ目立たないようにしましょう。
そのためにも『屋根』が役立ちます。
3.支柱を立て猫よけネットで囲う
畑全体をフェンスで囲うことは金銭的に大変です。
そこで、支柱を立ててその間を猫よけネットで覆うことをお勧めします。
この写真のように農場だと有刺鉄線で囲っていますね。この鉄線部分をネットに変えるだけ。
ネットをピンと張り、上から下までしっかり覆うことで猫の侵入口を無くします。
こんな感じで支柱と猫よけネットをタコ紐で強く結びます。
下の方も猫が入って来れないよう重石を置きます。
猫だけでなく、犬や子どもの侵入も防げます。
景観を損ねるデメリットさえ我慢できれば、畑を確実に守ることが可能です。
その糞、本当に猫?!
畑の隅や道路に面した部分に糞がある場合、猫じゃなくて犬の可能性もあります。
犬の糞を捨てない飼い主さんって意外に多いですからね。犬の糞は猫ほど臭いがありません。中型~大型犬の場合はサイズが大きめです。判断基準にしましょう。
①畑を猫よけネットで囲う注意点
猫よけネットを張っても猫が入ってこれる状況では意味がありません。
- 支柱は多めに立てる
- ネットはピンと張る
- ネットは細かく支柱と結びつける
- ネットの下には重石を置く
の4点に注意しましょう。
100円均一でも販売されていますが、最初から『長め』に用意されているネットを買った方が作業が楽です。
4.猫が嫌いな臭いのにんにく・ねぎ等を植える
にんにくやねぎなど、臭いがキツく猫に取って危険なものを植えることで猫の嫌がる畑にする効果が期待できます。
私はハーブを植えて猫よけに成功したことがあります。
個体差がありますが、神経質な猫なら畑に来なくなるでしょう。
猫の出入り口を見つけ、その付近だけ香りのキツイ野菜を育てましょう。
ただし、その野菜を収穫してしまうと意味がありません。
定期的に植え替えるか、季節ごとに別の猫よけ用野菜に変更する必要があります。
①猫が嫌いな植物について
既にお話したとおり、猫は香りのキツイ植物が苦手です。
- ミント
- ローズマリー
- 唐辛子
- カニナハイブリッド
は特に効果的。
カニナハイブリッドはドイツで定番の猫よけ草です。
ハーブの一種なのですが、独特な強い香りを持っています。
ただしハーブは繁殖力が強いため直に植えてはいけません。必ずプランターで植えましょう。
ハーブを使った猫よけを特集しています。
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まとめ
我が家が猫対策に成功してから、近くの水田の水の無い時期が猫の楽園になっています。
猫同士が遊ぶのはもちろん、猫の逃げ場にもなっています。
水田なんで『米を育てている時期』は水が入っていて猫が来ません。でも、近くを通ると糞の臭いがプンとする。困ってます。
広い範囲を猫から守るのは大変です。
家を守る以上に長期的な目で猫よけに取り組む必要があります。まずは猫よけ超音波器から始め、それでも猫が来るのならネットで覆うことをお勧めします。