庭以上に猫の糞被害で困るのが畑。面積が広いこと・食べ物を育てていることの2点により猫よけが難しいからです。
でも、畑も猫よけをしないと猫のテリトリーに。一部は昼寝場所。一部はトイレとなり、猫の憩いの広場になっちゃいます。
そこで今回は畑の猫よけ方法について4つのことをご紹介したいと思います。
畑を猫から守る4つの方法
畑の猫被害を放置すると、
- 猫のテリトリーになる
- 糞で臭う
- マーキングにより植物が枯れる
- 猫の糞が病気を媒介する
のように大変なことになります。特に病気媒介が危険ですね。「ハハハ、逆に肥料になる。」とか言っている人は要注意です。猫の糞は特に妊婦に危険な病気を持っており、しかもその病原体は土の中でしばらく生き続けます。

猫は猫よけをしないと死ぬ場でその場所を自分のものと思います。なので、広い畑とは言え猫よけは必須です。
畑で猫の糞を見つけるのは大変です。猫が上手に隠してしまうためです。見た目で分からない場合はハエの有無と臭いで判断しましょう。猫の糞は独特な刺激臭がします。
以下の4点で猫よけを考えましょう。
黒のシートで根元を覆う・ミニハウスにする
黒のシート・ミニハウスの両方共、植物を順調に育てる効果があります。同時に猫よけに一定の効果が期待できます。
黒のシートで根元を覆うことで、猫はシートの無い土の方で糞をします。糞の場所が特定しやすくなり、糞の処分がしやすくなります。猫の糞を処分して消臭することが猫よけの基本。臭いがする状態だと猫はテリトリーだと認識します。夏場なら黒シートが熱くなるので、猫が嫌がる効果も期待できます。
ミニハウスは猫から野菜を物理的に守ることができます。ヤンチャな猫なら破ってくる可能性もありますが、率先して破ることはありません。遊び以外に猫にとってメリットが無いためです。
防草シートなら雑草対策にもなるのでお勧めです。
超音波器を四隅に立てる
最先端の猫よけである超音波器。性能の良いものなら前方6~7メートルを猫から守ることができます。四隅に設置することで広い畑でも効果的に守ることが可能です。
畑の真ん中を守る必要は無く、他所と接している部分を守ることで猫が畑に来なくなります。
ただし、家に設置するのと違い注意点があります。
- 超音波器にレンガ等で屋根を作ること
- 超音波器を目立たないようにすること
の2点です。
防水されているとは言え、激しい雨だと壊れる可能性があります。レンガなどで屋根を作るだけで寿命を延ばすことが可能です。
野良猫が居る近くには高確率で猫にエサをやる人が居ます。彼らは考え方が普通ではなく、猫よけを悪だと否定することがあります。ご近所トラブルの原因になるため、超音波器はできるだけ目立たないようにしましょう。

支柱を立てネットで囲う
畑全体をフェンスで囲うことは金銭的に大変です。そこで、支柱を立ててその間をネットで覆うことをお勧めします。
この写真のように農場だと有刺鉄線で囲っていますね。この鉄線部分をネットに変えるだけ。ネットをピンと張り、上から下までしっかり覆うことで猫の侵入口を無くします。
猫だけでなく、犬や子どもの侵入も防げます。
景観を損ねるデメリットさえ我慢できれば、畑を確実に守ることが可能です。
TIPS:その糞、本当に猫?!
畑の隅や道路に面した部分に糞がある場合、猫じゃなくて犬の可能性もあります。犬の糞を捨てない飼い主さんって意外に多いですからね。犬の糞は猫ほど臭いがありません。中型~大型犬の場合はサイズが大きめです。判断基準にしましょう。
にんにく・ねぎ等を植える
にんにくやねぎなど、臭いがキツく猫に取って危険なものを植えることで猫の嫌がる畑にする効果が期待できます。私はハーブを植えて猫よけに成功したことがあります。個体差がありますが、神経質な猫なら畑に来なくなるでしょう。
猫の出入り口を見つけ、その付近だけ香りのキツイ野菜を育てましょう。ただし、その野菜を収穫してしまうと意味がありません。定期的に植え替えるか、季節ごとに別の猫よけ用野菜に変更する必要があります。
猫よけ用植物として有名なカニナハイブリットを畑を囲うように育てるのもお勧めです。

まとめ
我が家が猫対策に成功してから、近くの水田の水の無い時期が猫の楽園になっています。猫同士が遊ぶのはもちろん、逃げ場にもなっています。水田なんで米を育てている時期は猫が来ないんですが、近くを通ると糞の臭いがプンとする。困ってます。
広い範囲を猫から守るのは大変です。家を守る以上に長期的な目で猫よけに取り組む必要があります。まずは超音波器から始め、それでも猫が来るのならネットで覆うことをお勧めします。